送出
客席の画面へ実際に出すことを扱います。画面の構成がはじめてなら 画面の見かた を先にご覧ください。
画面を選ぶことと、出すことは別の仕事です
Section titled “画面を選ぶことと、出すことは別の仕事です”窓のいちばん下の帯で、モニターのアイコンの横の欄を押すと画面の一覧が上へ開きます。 行ごとに画面の名前と解像度が並び、今の送り先の前には ● が付きます。
選んだ値はアプリを閉じても残ります。
最初に起動したときに外部の画面がつながっていれば、アプリはそれを送り先にします。 外部の画面がなければ 何も選びません — ノートの画面へひとりでに出ることはありません。
あとから外部の画面を挿しても送り先はそちらへ移ります。ただし、そのとき 仮想画面 を 見ていた場合だけです。仮想画面は「何に合わせて作るか」を決めておく場所であって実際に出る先では ないので、本物の画面が来たらそこが本来送りたかった先だからです。 ご自分で選んだ本物の画面は、今つながっていなくてもそのままにします — その画面を使うと決められた のですし、挿した瞬間にそのまま戻ります。
音はどこへ出るか
Section titled “音はどこへ出るか”同じステータスバーの、画面の選び手の すぐ右 にスピーカーのアイコンともう一つの枠が あります。音をどの機器へ出すかをここで選びます。
一番上は システム既定 です。いま従っている機器の名前が一緒に書かれ、 システム既定 · MacBook Pro スピーカー のように見えます。この行を選んでおくと Mac の 音の設定にそのまま従い、本番中に Bluetooth のイヤホンをつないでも 一緒に移ります。
その下はいま付いている機器です。一つ選ぶと Mac の既定が変わってもその機器を使い続けます。
窓を狭くすると画面の選び手と場所を半分ずつ分け合い、名前が縮みます。 いちばん狭くてもスピーカーのアイコンは残り、それを押しても一覧が開きます。
出すことと止めること
Section titled “出すことと止めること”プレビューの下の操作の帯の、青い錠剤形のボタン一つで入り切りします。
| 今の状態 | ボタン | 帯の右 |
|---|---|---|
| 切れている | 送出 | 送出なし |
| 出ている | 送出停止 | スライド名(なければ フルスクリーン送出中) |
抜け出す道は三つです。
| 道 | いつ使うか |
|---|---|
メインの窓で ⌘. |
ふだん。いちばん速いです |
| 操作の帯の 送出停止 | マウスでやるとき |
| 送出画面の上でマウスを動かすと右上に出る丸い ✕ | 下の場合 |
選んだ画面がつながっていない状態で 送出 を押すと、窓は開かず 送出する外部画面が接続されていません の通知だけが出ます。 操作している画面をかぶせないよう、わざとそうしてあります。
送出画面の解像度
Section titled “送出画面の解像度”設定 › ステージ・送出 › 送出画面を 1:1 の解像度に は、はじめから入っています。 入っているとアプリがそのモニターのシステム解像度を実際に変えます。
スイッチを切ったその瞬間に解像度が戻るわけではありません。戻るのは、 送出画面を選び直したとき · 新しい画面がつながったとき · アプリを終えるときです。
| すること | どうするか |
|---|---|
| そのまま出す | スライドのサムネイルを 一度クリック · 右クリック → 上映 · Enter |
| 最初からやり直す | サムネイルを 二度クリック |
| 再生せずその場に止めて置く | 右の スライド設定 の 画面へ送る |
| 次・前へ送る | ← → ↑ ↓ · Home End · PageUp PageDown |
| 出さずに見て回る | Option + 矢印キー |
画面へ送る は、右の スライド設定 の進捗バーで合わせておいた位置をそのまま画面に立てます (再生はしません)。押すたびに掛け直されるので、位置を直して送り直せます。 送出が切れていれば、このボタンが送出の窓も一緒に開きます。
レイヤー — 背景一つ · 前景一つ · オーバーレイ五つ
Section titled “レイヤー — 背景一つ · 前景一つ · オーバーレイ五つ”一画面ではなく七つの重ねで出ます。下からこう積まれます。
オーバーレイ 1 (いちばん上)オーバーレイ 2オーバーレイ 3オーバーレイ 4オーバーレイ 5前景背景 (いちばん下)スライドごとにレイヤーを決める
Section titled “スライドごとにレイヤーを決める”| すること | どうするか |
|---|---|
| 背景 ↔ 前景 | カード右上の レイヤーのチップ をクリック |
| オーバーレイへ移す | そのチップを 長押し(そのあとはクリックごとに 1 → 2 → … → 5 → 1) |
| 前景へ戻す | オーバーレイの状態でチップをもう一度 長押し |
| メニューで選ぶ | カードを右クリック → レイヤー か オーバーレイ |
複数選んだままチップを押せば、選んだもの全部のレイヤーが一度に変わります。
レイヤーごとに載せられるもの
Section titled “レイヤーごとに載せられるもの”| レイヤー | 載せられるもの |
|---|---|
| 背景 | 画像 · 動画 · 字幕スライド(ダウンロード済の YouTube を含む) |
| 前景 | すべて |
| オーバーレイ 1〜5 | 字幕 · 画像 · 動画 · YouTube |
オーバーレイ五つの枠の決まり
Section titled “オーバーレイ五つの枠の決まり”- 同じ枠に別のものを載せると 前のものが置き換わります(重なりながら移ります)
- 別の枠どうしはそのまま 重なって見えます
- 同じスライドを二つの枠に同時に載せることはできません
レイヤーに名前を付けておく
Section titled “レイヤーに名前を付けておく”設定 › オーバーレイ名 で五つの枠にそれぞれ名前を書きます(12 文字まで)。 カードのチップ · メニュー · 舞台のチップ · プレイリスト設定が、すべてその名前で話します。 番号はいつも前に付いて 1 ロゴ のように見えます。急ぐとき番号ではなく名前で探せるようにした場所です。
今なにが出ているか
Section titled “今なにが出ているか”プレビューの右に レイヤーのチップ が縦に積まれます。いちばん上は幅の広い X(すべて消去)、 その下にオーバーレイ五つ 1–5、そして前景 F、背景 B の順です。
七つの枠が いつもその場にあります。 空の枠は枠線だけ、出ている枠は色が満ちます。 ですからこの一列が二つのことに同時に答えます — 何が載っているか、どこが空いているか。 チップの横の丸い ✕ は、下ろすものがあるときだけ現れます。
出ているとチップに色が満ち、プレビューのまわりに 緑の枠 が付きます。 背景だけを敷いても、オーバーレイだけを載せても、それも出ているということです。
レイヤーのチップを押すと白い二重の枠が付き、その下の操作の帯(進捗バー · ▶/⏸ · 速度 · ミュート · 音量)が そのレイヤー を扱います。動画や音楽のように時間の流れるものを載せると、そのレイヤーがひとりでに選ばれます。
| したいこと | どこを | ショートカット |
|---|---|---|
| 全部下ろす | チップのいちばん上の広い X(すべて消去)· 操作の帯の赤い停止 | F1(⌘1) |
| 前景だけ下ろす | F のチップの横の X | F2(⌘2) |
| 背景だけ下ろす | B のチップの横の X | F3(⌘3) |
| オーバーレイ五つ全部 | — | F4(⌘4) |
| 一つのレイヤーだけ | そのチップの横の小さな X(このレイヤーを消去) | — |
すべて消去 はレイヤーごとに自分の時間で下ります — 前景はそのリストの 終了フェード、
背景は 背景レイヤーのフェード、オーバーレイは オーバーレイのフェード。
ただし背景だけを下ろす X と F3 は 0.5 秒で固定です。
フェード — どこで決めるか
Section titled “フェード — どこで決めるか”値が四つあり、住んでいる場所が二つに分かれます。
| 値 | どこで | 既定 | 何 |
|---|---|---|---|
| クロスフェード | プレイリスト設定 | 0.8 秒 | 次のスライドへ移るときに重なる時間 |
| 終了フェード | プレイリスト設定 | 0.8 秒 | 停止するときに消えていく時間 |
| 背景レイヤーのフェード | 設定 › ステージ・送出 | 0.5 秒 | 背景が変わる時間 |
| オーバーレイのフェード | 設定 › ステージ・送出 | 0.3 秒 | オーバーレイが出入りする時間 |
前の二つは プレイリストごとに別々 に生きています。リストの見出しのいちばん端の歯車か、 サイドバーの行を右クリック → プレイリスト設定 で直します。0〜5 秒、0.1 秒きざみ。
下の二つは新しいリストの既定値ではなく、アプリ全体にすぐ効きます。 背景だけがひとり遅く変わって重ねがずれて見えるときは 背景レイヤーのフェード で合わせ、 名前の字幕をすぐ出したいなら オーバーレイのフェード を 0 にします。
このリストのレイヤー — 一つの重ねにまとめて送る
Section titled “このリストのレイヤー — 一つの重ねにまとめて送る”プレイリスト設定 › このリストのレイヤー でチップを選ぶと、そのリストのスライドが全部その重ねで出ます。 スライドのまま と七つのレイヤーを、重なる順に並べます — オーバーレイ 1〜5、前景、背景。
強制を変えたせいでオーバーレイでなくなったものは、フェードしながら下りて オーバーレイ N 個を下ろしました と知らせます。
オーバーレイの自動消灯
Section titled “オーバーレイの自動消灯”プレイリスト設定 › 自動消灯 のスライダー(0〜120 秒)を上げておくと、このリストのオーバーレイが その時間のあとひとりでに下ります。0 なら オフ と表示され、自分で下ろすまで残ります。
新しく作るリストの初期値は 設定 › ステージ・送出 のいちばん下にあります。 ここも すでに作ったリストはそのままです。
送出中の編集ロック
Section titled “送出中の編集ロック”設定 › ステージ・送出 › 送出を始めたら編集をロック は、はじめは切れています。 入れておくと送出を始めた瞬間に編集がロックされ、 送出中 — 編集をロックしました(下の帯の鍵で解けます) が出ます。 送出を止めれば、アプリがロックしたものはアプリが解きます。
いつでも帯の右の 鍵 で自分で開け閉めできます (編集をロック / 編集ロック解除)。
| ロック中でもできること | ロックされると止まること |
|---|---|
| スライドを選ぶ · 出す · プレビューを操作する | スライドを入れる · 消す · 複製 · ペースト |
| コピー · 音量を変える | 並べ替え · 分割 · 結合 · レイヤー指定 |
| プレイリスト · フォルダの作成 · 名前変更 · 削除 | テキストボックスの保存(字幕の編集) |
止まる操作をすると 送出中は編集がロックされています とだけ出て、何も起きません。
YouTube を送出するとき
Section titled “YouTube を送出するとき”送出を始めると 見ていたその画面がそのまま舞台へ移ります。 読み直さないので、 途切れることも頭に戻ることもありません。
アプリの中のその場所には、半透明のかぶさりと フルスクリーン送出中・⌘. で復帰 が残ります。 YouTube が出ている間は、そのかぶさりに 画質、そしてその動画にチャプターがあれば チャプター も一緒に出ます。
チャプター一覧を開けば名前を見てそのまま飛べますし、下の二つのボタンで前後のチャプターへ 移れます。戻るときはまず今のチャプターの先頭へ行くので、一度押せば聞き直しになります。
YouTube 自身の操作は舞台に出ません
Section titled “YouTube 自身の操作は舞台に出ません”舞台へ出る画面には YouTube の進行バー・題名・チャンネルの写真・共有ボタン・YouTube の マークが出ません。動画が終わったときの 他の動画 の格子も、止めたときに出るおすすめの サムネイルも出ません。スライド設定のプレビューも同じです。
操作はアプリのものを使います — 進行バー・再生・時間・チャプターがプレビューの下にあります。
画質を見て変える
Section titled “画質を見て変える”かぶさりの真ん中に 画質 1080p のように 今出ている値 が書かれます。YouTube は インターネットの速さと画面の大きさを見て自分で上げ下げするので、これは「決めておいた値」ではなく 「今の値」です。
横の 自動 のボタンを押すと その動画が実際に持っている画質だけ が並びます (2160p · 1440p · 1080p · 720p · 480p · 360p · 自動)。選べばすぐ変わり、左の数字も付いて変わります。
出している間に別の動画を整える
Section titled “出している間に別の動画を整える”舞台に YouTube が出ている間も、右の スライド設定 で 別の YouTube を開いて 開始点・終了点を付けられます。そちらは 音が出ません — 舞台の音と重ならないよう自動でミュートされます。
動画がいくつもあるとき
Section titled “動画がいくつもあるとき”同時に回る動画が三つを超えると 動画が複数再生中です — 画面が途切れることがあります が出て、 後ろにそのオーバーレイの枠の番号が付きます。超えた区間ごとに一度だけ知らせます。
ショートカット
Section titled “ショートカット”| キー | すること |
|---|---|
F1(⌘1) |
すべて消去 — 前景・背景・オーバーレイをすべて下ろします |
F2(⌘2) |
前景だけ下ろす(終了フェードに乗ります) |
F3(⌘3) |
背景だけ下ろす(0.5 秒) |
F4(⌘4) |
オーバーレイ五つすべて下ろす |
| ⌘. | 送出停止 |
| Enter | カーソルのあるスライドを上映 |
| ← → ↑ ↓ | 移りながらそのスライドをすぐ送出 |
| Home End | いちばん前 · いちばん後ろへ(送出も一緒に行きます) |
| PageUp PageDown | 3 行ずつ前後へ(送出も一緒に行きます) |
| Option + 矢印キー | 送出せずカーソルだけ移す |
| Shift + 矢印キー | 送出せず選択の範囲を広げる |